再録:2026年1月5日
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≪一寸庵閑話≫ 「オペラ座の怪人」を鑑賞し「人間・夏目漱石」を受講しました |
| 2017 -7 -13 記 ケン・シェイクスビア ▼ ところざわ倶楽部HP投稿NO.32で「オペラ座の怪人」に感動した鑑賞記を書きました。あれから5年、横 浜の神奈川芸術劇場で再演していることを知り、7月某日、秘書と「浜ブラ」をかねて出かけました。 5年前には1986年の初演以来27か国、 145都市で1億3000万人が見たという状況でしたが、今年には35か国、 164 都市1億4000万人へと「オペラ座の怪人」をめぐる状況は変わっています。 前回は汐留カルッタの劇団四季劇場でした。今回の神奈川芸術劇場は私は初めてで、 席は2階の一列目でした。所 沢からFライナーで1時間20分、とても便利になりましたね。
「オペラ座の怪人」は、クリスティーヌを愛する怪人とクリスティ―ヌと幼なじみのラウルの三角関係の話です が、三角関係は19世紀オペラでは定番で、フランスの繁栄が背景にあります。 ミュージカルの父はオペレッタであり、祖父がオペラであるといわれています。 私は今までウイーンのオペラ座 で「リゴレット、ドン・カルロ、ウインザーの陽気な女房たち、オテロ」を鑑賞しましたが、うち2回は1階の立 ち見席。小澤征爾音楽総監督のおかげで確か500円ぐらいで見た思い出があります。 オペラとミュージカルの違い、たとえば曲で進行するか、セリフでか、 俳優は歌だけでなくダンスもやるか、マイ クを使うかなど興味はつきないのです。 第1幕で歌われる「All I Ask of You」と第2幕での「 Beyond the Lake」が印象に残る歌でしたが、衣裳は前 回より豪華になりましたし、演出も最後、クリスティーヌが怪人の白い仮面を抱いて幕となったように変わりまし た。踊り、音響、オーケストラ、装置など改めて感動しました。 私は三国志の関羽が好きです。理知的で商売繁盛の神様として尊敬されています。 その横浜関帝廟の近くで美味 しい中華料理をいただいて所沢に帰りました。
▼七夕の夜、満月を見ながらニュージーランドで仰いだ満天の星空と南十字星を思いました。 宇宙は138億年前、ビッグバンで誕生。 宇宙の中には楕円、渦巻き、不規則とさまざまな銀河があるそうです。 地球が誕生して46億年、人類が誕生して700万年。われわれの住む地球がある太陽系は、銀河系の中心から3万 光年離れたところにあります。人類が打ち上げた今も飛行をつづけているボイジャー1号は、木星, 金星を通過し て、2012年8月太陽系から出て飛行中とか。日本とEUが来年共同で打ち上げる予定の水星探査機は7年かけて水 星に到達するそうです。 宇宙を考えると、いやなことは忘れて人生をたのしみましょうと改めて思うのです。七夕の夜に・・・。
▼文芸講座「人間・夏目漱石」を全4回受講しました。わが国で最も読まれている小説は、漱石の「こころ」で、 次いで太宰治の「人間失格」だそうです。 漱石は危篤のとき「赤ワイン」を所望して「美味しい」とスプーン1杯を飲んで亡くなりました。 鎌倉・円覚寺に漱石は座禅に出かけましたが、先々代の住職に手紙を書きました。「私は 五十になって始めて道に 志す事に気の付いた愚物です。(中略)あなた方は、私には能く解らない禅の専門家ですが、矢張り道の修業に於 て骨を折ってゐるのだから、五十まで愚図々々してゐた私よりどんなに幸福か知れません。 」この便りをしたため た一か月後、漱石は亡くなります。 漱石が北海道に住所を移して日清戦争から「逃避した」ことは有名な話ですが、 丸谷才一さんのきびしい指摘も 昭和44年だからであって、明治天皇崩御の60年前には書けない状況だったでしょう。でも漱石は自分の「居場 所」を必死に見出したかったのかも知れません。意固地になって・・・。 私はHP投稿NO.148で「子規記念博物館」に復元されている漱石が一番の親友・正岡子規とすごした「愚陀仏 庵」を紹介しました。 漱石は「愚陀仏は主人の名なり冬籠」と詠んでいます。
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